ロケーション撮影とは?

ロケーション撮影とは、屋内で行うスタジオ撮影に対して、屋外で撮影する撮影スタイルです。最近、フォトウエディングや結婚式の前撮りとして人気が高まっています。
成人式の前撮りはまだまだスタジオ撮影がメジャーですが、ロケーション撮影にも挑戦してみてはいかがでしょうか。
ロケーション撮影のおすすめポイント
ロケーション撮影での写真はスタジオ撮影での写真と仕上がりが大きく異なります。ご自身の好みはどちらでしょうか?
場所の選択肢が豊富!思い出の場所での撮影も
自分の撮りたいイメージに合わせ、場所の選択肢は無限大です。開放的な青空の下や趣のある神社など同じ振袖でも撮影場所によって大きくイメージが変わります。
おすすめなのは思い出の場所で撮影することです。成人式という人生の節目を迎えるにあたって、20年間を振り返りながら撮影しても良いでしょう。
思い切り自由に、自然な表情が撮れる

スタジオ撮影では改まったきちんと感のある写真が取れることが魅力です。ですが、慣れない大きなカメラを向けられながらポーズを決めることに緊張してしまう方もいるでしょう。
思ったように表情が作れず、残念な仕上がりになってしまうことも。
ロケーション撮影では開放的な屋外で行う分、リラックスして撮影に臨むことができます。また、適度な雑音があるためシャッター音が気にならず、自然な表情をつくることができるでしょう。
歩きながらの姿や振り返った姿など動きのある写真が撮れるところもおすすめです。
きれいな風景をメインに、映画のワンシーンのようなドラマチックな写真も

スタジオ撮影ではどうしても広々とスペースを使用することは難しいため、人物がメインに撮影することになります。撮影背景もパターンが決まっているため、どうしても単調になりがちに。
ロケーション撮影では、風景をメインに人物を溶け込ませるような写真も撮影できます。季節感あふれる写真もロケーション撮影ならではです。
こうすることで写真のバリエーションが一気に広がります。まるで映画のワンシーンのような素敵な写真にも挑戦してみてください。
ロケーション撮影のデメリット
ロケーション撮影にはデメリットもあります。
季節・天候に左右される

屋外で行うため、やはり天候は重要です。特に振袖は袖が長く汚れやすいため、撮影時間が晴れていたとしても、地面の状態も考慮しなければなりません。 天候が悪ければ延期しなければならないので、なかなか時間の取れない方はスタジオ撮影にしておくと安心でしょう。
また、振袖は夏の撮影では暑く、真冬での撮影は寒く感じるでしょう。
撮影場所によっては許可が必要
少人数で撮影する分には問題ないことのほうが多いですが、撮影場所によっては事前に許可が必要であったり、場合によってはNGだったりすることもあります。他の方の通行の妨げになるような撮影は迷惑になってしまうので気を付けましょう。
人目が気になる
屋外での人の目が気になってしまう人にはお勧めできません。振袖を着ていれば華やかで目立ちますから周りの人から注目されることは避けられません。ですが、「きれいですね」「成人おめでとうございます」などと声をかけてもらえるのは嬉しいものです。
人生で一度きりの晴れ姿ですからいろんな人に見てもらえる良い機会かもしれませんね。
ロケーション撮影の方法
では、ロケーション撮影を行うにはどうしたらよいのでしょうか。 大きく撮影パッケージを利用する方法と、家族や知り合いにとってもらう方法の2種類があります。
すべてお任せ!撮影パッケージ
最近では、成人式の前撮りでロケーション撮影のパッケージを用意しているフォトスタジオもあります。ヘアメイクや着付けから移動、撮影までのすべてを任せることができるので安心です。
プロのカメラマンに撮ってもらうことができるので素敵な写真が出来上がることでしょう。
しっかりとしたアルバムに仕上げてくれる店舗や、写真をデジタルデータで渡してくれる店舗もあります。
価格は通常のスタジオで行う前撮りと比較して高めに設定されているところが多いです。やはり移動費もかかりますし、振袖が汚れてしまうリスクもありますから仕方がないでしょう。
撮影場所はいくつかのプランのなかから選択するタイプが多く、ロケーションによって追加料金がかかる場合も。 どうしても撮影したいロケーションがある方は事前に相談してみてください。
自分たちで撮影する、セルフィフォト
ご家族や友人同士で撮影するという方法もあります。最近ではカメラが趣味で一眼レフをもっているという方も多いのではないでしょうか。スマートフォンのカメラも年々性能が良くなってきていますよね。
また、インスタントカメラを使用しての撮影も味があって他にはない写真が取れるので、ぜひ試してみてほしい撮影方法です。
また、初めて会ったカメラマンにとってもらうよりも、親しい人にとってもらったほうが、緊張せず自然な表情をつくることができるのではないでしょうか。
成人式当日に撮影すれば、着付けやヘアメイクの料金も追加でかかることはありませんし、周囲から好奇の目で見られることも少ないでしょう。
ですが、撮影しても問題ない場所かどうか事前に確認しておくことは重要です。
ロケーション撮影におすすめの場所
ロケーション撮影を行っているフォトスタジオのプランでは、公園や観光地、神社・お寺がロケーションとして定番です。
公園・庭園

公園や庭園は自然の緑も多く、開放的でゆったりと撮影することができます。日本の四季とともに撮影するならやはり自然の多い場所がおすすめです。
例)明治神宮外苑・代々木公園・山下公園・清澄庭園
観光地

観光地では写真をとっている人も多く、ポイントとなる風景が見つけやすいでしょう。各地のランドマークを背景にしての撮影も素敵ですね。
例)浅草周辺(浅草寺、スカイツリー、隅田川)・みなとみらい(赤レンガ倉庫、観覧車)・川越周辺(時の鐘、氷川神社)・神戸北野異人館街
神社・お寺

そして、振袖にはやはり神社やお寺といった和のテイストがぴったりですよね。20年間過ごしてきた地元の神社やお寺での撮影も良いでしょう。
例)等々力不動寺・成田山新勝寺・八坂神社
他にも、街中での撮影もおすすめです。東京丸の内、銀座、渋谷や表参道などの近代的な街中ではまるでタイムスリップしてきたかのようなおしゃれな写真が撮れるんです。 スタイリッシュな写真がお好みの方は、和と洋の組み合わせで撮影してみては?
人通りの多い場所での撮影は難易度が高いですが、成人式当日であれば振袖姿の方も街中に多く見られるので挑戦しやすいでしょう。
ショーウィンドウ

お店のショーウィンドウは季節によって展示されるものも変わりますし、カラフルで写真映えします。お店によっては撮影NGな場合もあるので注意してくださいね。
あえてショーウィンドウに移った姿を撮るのも面白いかもしれませんね。
大通り・小道

人通りの多い大通りでの写真はまさしくタイムスリップしてきたかのような写真になります。周りの人が洋装なので、和装でいるとひときわ目立ちます。
歩行者天国になっている場合は横断歩道での撮影も試してみてください。 また、なんでもないような小道や裏通りでも華やかな振袖姿であれば絵になりますよ。
人生で一度きりの成人式。 写真を撮られるのは少し照れ臭いですが、晴れ姿を撮っておくことは良い思い出になります。
前撮り・当日撮り・後撮りの選択肢として、ロケーション撮影も考えてみてください。
フォトギャラリー
今回、銀座でロケーション撮影を行いました。 モダンな銀座の街と振袖の組み合わせ、いかがでしょうか。