便利アイテム①:肌襦袢(はだじゅばん)・浴衣スリップ

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「浴衣を着たときの下着は、何を着れば良いかわからない」という方も多いと思います。そんな方におすすめなのがワンピース型の浴衣スリップ。どのような特徴があるのか詳しく見ていきましょう。

浴衣用の肌着は何を着れば良い?

基本的に浴衣用の肌着は、上下が分かれている肌襦袢・裾よけのセットと、ワンピースタイプの浴衣スリップがあります。

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肌襦袢・裾よけ

肌襦袢は「浴衣用肌着」とも呼ばれ、浴衣や着物の下に着る和装下着のことです。裾よけは「蹴出し(けだし)」とも呼ばれ、腰巻型・スカート型・パンツ型があり、歩きやすいデザインになっているだけでなく、着崩れしないように滑りにくい生地になっています。どちらも肌に直接触れるものなので、さらしやクレープ素材のような肌触りが良く、通気性・吸湿性の高い素材が使われています。

浴衣スリップ

浴衣スリップは、ワンピースタイプの浴衣用の肌着です。一般的に浴衣の下に着る和装スリップは、着物用・夏用・浴衣用があります。着物用のスリップは夏用や浴衣用と比べると生地が分厚くなっているので、暑い日は生地が薄めに作られている浴衣用や、夏用のスリップがおすすめです。浴衣スリップは袖ありのものと袖なしのものがありますが、袖ありの浴衣スリップだと脇汗をかいても浴衣が汚れないのでおすすめです。


浴衣スリップはワンピースタイプなので、着る時の手間がかかりませんが、汗をかくと足がスリップにくっついて歩きにくくなってしまうことがあります。浴衣スリップはポリエステル素材のものが多く販売されていますが、吸湿性があまり良くないのでなるべく肌触りが良く、汗も吸収しやすい綿や麻のものを選ぶようにしましょう。


なかには浴衣用の肌着をキャミソールなどで代用する方もいますが、着崩れや汗が気になるなら肌襦袢や浴衣スリップのような、和装下着を着ることをおすすめします。

便利アイテム②:ウエストベルト

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ウエストベルトとは?

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ウエストベルトは、腰ひもの代わりに使用される、着崩れを防止するためのアイテムです。腰ひもは伸縮性がないので、きつく締めてしまうと後から苦しくなったり、緩く締めてしまうと紐がほどけてしまったりすることがあります。しかしゴム製のウエストベルトならクリップで簡単に留められて、きつく締めすぎることもないので使いやすいです。また腰ひものようにおはしょり(浴衣の裾の長さを調整して帯の下から出す部分のこと)の下からはみ出てしまうこともないので、見栄えも良くなります。

ウエストベルトの使い方

1. 金具を調整して体のサイズに合うサイズにします

2. 浴衣の下前と上前を合わせて裾のラインを決めます

3. ウエストベルトを後に回して2周回します(※巻くときは、ウエストベルトを水平にします)

4. 前で金具を留めます

便利アイテム③:マジックベルト

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マジックベルトは便利な伊達締め?

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マジックベルトとは、伊達締めのマジックテープタイプのものです。伊達締めは幅が約10cmの、帯の下に締めるものです。伊達締めを使用することで衿元が固定され、おはしょりを綺麗に調整することができます。手ぬぐいや、腰ひもが代用されることもありますが、手間をかけずにラクに着付けしたい方は伊達締めがおすすめです。

マジックベルトが便利な理由

マジックベルトは、一般的な「博多織りの帯締め」などの伊達締めの二重巻きとは異なり、一重巻きでマジックテープを留めるだけなので装着が簡単です。メッシュ素材で伸縮性があるものだと、通気性が良く、締まり具合も調整しやすいので快適に過ごせます。

マジックベルトの使い方

1. 後から前にもってきます

2. 前で押さえる程度に留めます(※苦しくない程度に締めましょう。)

便利アイテム④:ベルト付き帯板

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帯板とは?

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帯板は「前板」とも呼ばれる、前帯とはさみの部分にしわが寄らないようにする和装小物のことです。前板を帯の下に入れると、帯がより引き締まって美しく見えます。また帯を締めたときに締まりすぎて苦しくなるのも防いでくれます。浴衣を着る時には、必ず用意するようにしましょう。「後板」という変わり帯を作るときに用いられる、挿し込み式の帯板もあります。後板が場合は、厚紙などで代用できます。

浴衣に適した前板は?

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素材

夏の暑い時期は蒸れやすいので、メッシュ素材の帯板がおすすめ。帯の素材が薄い場合は、帯板が帯からはみ出してしまうことがあるので、厚さが薄く、白などの目立ちにくい色の帯板を使用しましょう。

サイズ

浴衣で締められる帯は主に半幅帯が多く、帯幅は15cm~17cmとなっています。そのため、前板は帯からはみ出さないように、縦幅が12cm~14cmくらいのものを選ぶようにしましょう。腰骨に当たっても痛くないように、横幅は47cm~50cmくらいで体に合わせたときに、脇の下よりも長さが少し短いくらいものがおすすめです。なかには長くても体あたりが優しい形に作られた帯板もあるので、ご自身に合った形・サイズのものを探してみてくださいね。

ベルト付き帯板とは

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ベルトがついている前板は、事前に胴に固定することができるので、帯を結ぶ最中に帯板を挿し込む手間がかかりません。また長さを調整できて、金具を留めるだけなので、着付けが不慣れな方でも簡単に装着できます。

ベルト付き帯板の使い方

1. 伊達締め(またはマジックベルト)を装着します

2. 前板を左脇から後にまわして、右手でベルトの金具を留めます

3. 前で留めてから後にスライドさせます


ポイント:
帯を結ぶときは、しっかり締めて帯にしわが寄らないようにしましょう。

便利アイテム⑤:作り帯

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作り帯とは?

作り帯とは、帯を簡単に締められるように、結びの部分が最初から形になっている帯のことです。胴の部分と結びの部分が分かれているものが多くなっています。帯を結ぶ手間がかからず、簡単に装着できます。また結びの部分は簡単に取り外し可能なので、車を運転する時など、椅子に寄りかかる時も安心です。

作り帯の形の例

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リボンタイプ:
スタンダードなリボンタイプは、どんな浴衣にも相性抜群です。従来の作り帯は作り帯だと分かりやすい見た目だったのですが、最近の帯はよりリアルな帯の見た目をしたものが多くなっています。帯を結び慣れてない方は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。


角だしタイプ:
角だしタイプは、リボンタイプの作り帯よりも落ち着いた雰囲気を醸し出します。大人っぽい浴衣姿にしたい方におすすめです。

作り帯の使い方

胴の部分

1. 帯板を付けた後、その上から胴の部分に帯を巻きます

2. 帯を結ぶ紐は下側になるようにして、帯にしわが寄らないように締めたら蝶結びします

3. 蝶結びは帯の下にかくして帯からはみ出ないようにしましょう。

結びの部分

1. 帯の裏側についているU字の挿し込み部分を、背中の中心に挿し込みます

2. 帯についている紐を前で蝶結びします

3. 蝶結びは帯の下にかくして帯からはみ出ないようにしましょう

おわりに

いかがでしたか?今年はひとりで着付けしようと考えている方や、忙しくて着付けする時間が無いという方でも、今回ご紹介したアイテムがあればもう安心!浴衣でお出かけする方は、ぜひ便利アイテムを使用して、手軽に浴衣美人を目指してみてはいかがでしょうか。