京都を着物で歩く前に…!!

着物の足元

慣れない着物で疲れてしまわないように、以下のポイントに気を付けてみてください。

・坂道や階段が多い観光地は避ける ただでさえ歩きづらい草履ですから、坂道や階段は疲れてしまうでしょう。 それだけではなく、靴擦れや着崩れの原因となってしまいます。 ・無理をせずタクシーや人力車を利用する 京都の観光ではバスを利用するルートが多いと思いますが、時期によっては非常に混雑します。混雑したバスで着崩れてしまったり、座れず草履で立ちっぱなしになっては大変ですよね。料金は高くなりますが、タクシーや人力車を利用したほうがスムーズに観光することができます。 ・エリアを絞って観光する 京都は着物に映えるスポットがたくさんありますが、欲張っていっぺんに回るのはやめましょう。観光するエリアを絞り、ゆっくり歩いても大丈夫なように時間に余裕をもってプランを立てると良いです。

京都の主なエリア

京都の町は格子状になっており。わかりやすく区分されています。 今回は東西南北に分けた、洛東、洛西、洛中、洛北、洛南の5つのエリアについて紹介していきます!

洛東エリアの観光スポットは?

清水寺

洛東エリアと言えば、京都の人気の観光地がギュッと詰まったエリアです。 世界遺産の清水寺と銀閣寺をはじめ、平安神宮、八坂神社、建仁寺など多くの神社仏閣が存在します。 また、舞妓さんの町である祇園も京都を感じるにはぴったりのスポットです。

このエリアを着物で歩くなら?

二年坂

洛東エリアは着物に合うスポットも多いですし、実際に着物で訪れている方は多いです。 清水寺から八坂神社を歩くコースは特に人気でしょう。

しかし、安易な気持ちで着物で行くと大変です。清水寺周辺の二寧坂(二年坂)や産寧坂(三年坂)は急な坂や階段が続いており、着物で行くのは厳しいです。 どうしても着物で行きたい、という方は着崩れてしまった場合の応急処置や靴擦れ防止策を頭に入れておくとよいでしょう。

円山公園から八坂神社、八坂庚申堂(やさかこうしんどう)あたりは着物での散策にもってこいです。八坂庚申堂はカラフルなくくり猿で有名ですよね。 特に若い女性に人気のスポットで是非着物で行ってみていただきたいです。 近くに花見小路もあるので京都の雰囲気を楽しんでいただきたいです。

南禅寺

洛東エリアの北寄りに位置する南禅寺から哲学の道を通って銀閣寺に向かうコースも着物での散策にはお勧めです。

しかしこちらは歩く距離が長くなるのでゆっくりと無理のないペースで歩くようにしましょう。 南禅寺のアーチ橋「水路閣」は古代ローマを彷彿とさせ、モダンな着物で歩けばノスタルジックな雰囲気がマッチします。

洛西エリア

金閣寺

このエリアにはかの有名な金閣寺をはじめ、龍安寺や仁和寺など人気の寺社がそろっています。また、嵐山もこの洛西エリアに含まれます。

このエリアを着物で歩くなら?

金閣寺周辺は坂や階段も少ないので、比較的着物で行きやすいと言えるでしょう。外国人観光客も多いので、着物で歩いていると喜んでもらえます。

金閣寺から足を延ばせば龍安寺、仁和寺、北野天満宮などにも行くことができます。着物を着てお寺巡りなんていいですね。

竹林の小径

また、嵐山周辺も着物にはぴったりです。嵐”山”というくらいだから着物では厳しいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、嵐山までは電車で簡単に行くことができます。嵐山には渡月橋や竹林の小径があり、着物が映えるスポットばかりです。

竹林の小径は少し坂道になっているので思い切って人力車を使ってみてください。特別な写真をとってくれるプランもあるので思い出作りにいかがですか?

キモノフォレスト

また、嵐電嵐山駅構内にあるキモノフォレストも着物姿でぜひ行きたいスポットです。カラフルなポールが600本も並んでいます。ポールの中に入っているのは大正時代から続く老舗の「亀田富染工場」の京友禅です。

洛中エリア

西本願寺

河原町や烏丸通、四条通などショッピングやお食事にぴったりのエリアです。京都の窓口である京都駅からあらゆる観光地へアクセスできます。

京都駅から少し離れれば都会の雰囲気は一変、西本願寺・東本願寺が現れます。 また、京都御所や二条城、下鴨神社、学問の神様菅原道真で有名な北野天満宮など京都の歴史が感じられるスポットもあります。

このエリアを着物で歩くなら?

京都駅

いくら京都とはいえ、京都駅周辺はほかの都市と変わらないほど近代的です。そのためこのエリアでの着物姿は少し浮いてしまうでしょう。

洛中エリアで着物で訪れるのであれば、下鴨神社や北野天満宮がおすすめです。 下鴨神社は京都駅から電車で15分ほどで行けますし、縁結びスポットなのでカップルで着物を着て行くのも良いでしょう。

北野天満宮は秋には紅葉が見られ着物で行くにはぴったりのスポットです。 夏であっても青もみじを見ることができ、人も少ないのでゆっくりと写真撮影を楽しむことができます。

このエリアは平坦で舗装されているため、草履でも歩きやすいでしょう。そのため、多少距離があってもゆったりと散策できると思います。

マイナスポイントとしては、観光スポット以外の街並みは都会なので着物で歩いていると少し浮いてしまいます。 タクシーなどで観光スポットのみ回るのがおすすめです。

洛北エリア

紅葉を眺める着物姿の女性

大原や貴船・鞍馬といったエリアは自然も多く、季節を楽しむことができるエリアです。 京都駅より電車で1時間ほどで到着します。

葵祭で有名で、世界遺産にも登録された上賀茂神社もあります。

このエリアを着物で歩くなら?

着物姿で階段を上る女性

春には桜、秋には紅葉がきれいな北エリアは着物で散策にはぴったりにも思えます。 ですがこのエリアに行くためには着物で電車に乗らなければならず、坂道や山道も多いため、着物で行くのはおすすめしません。

例えば、貴船神社の総本山に行くためには、最寄り駅から30分以上歩く必要があります。 また、到着しても石の階段を上らなければなりません。 このエリアに着物で訪れるなら、鴨川デルタにも近い下鴨神社あたりまでにとどめておくとよいでしょう。

洛南エリア

伏見稲荷大社

洛南エリアには、外国人観光客にも大人気の伏見稲荷大社があります。京都に行ったら赤い千本鳥居を一度は見てみたいですよね。

また、桜の名所と言われる醍醐寺や、世界遺産の平等院鳳凰堂があります。

このエリアを着物で歩くなら?

伏見稲荷大社の階段

伏見稲荷は京都駅からのアクセスも良く、着物で訪れれば赤い鳥居に着物が良く映えます。

しかし、「伏見稲荷を存分に楽しみたい」という方は普段着のほうが良いでしょう。 伏見稲荷の鳥居を抜けた先には奥社奉拝所(おくしゃほうはいじょ)があります。おもかる石などで有名なスポットですね。 着物姿で行くことができるのはこの辺りまでではないでしょうか。

その先の鳥居は徐々に坂になっていき、階段も多くなっていくので着物には向きません。 そのため、伏見稲荷大社に着物で行く場合は無理をしないで途中で引き返すようにしましょう。

平等院鳳凰堂は電車のアクセスも良く洛南エリアでは比較的行きやすいでしょう。

その他の洛南エリアの寺院には電車とバスを乗り継いでいくことができますが、最寄り駅から相当歩かなければならない場合も多いので、事前に調べておくことをおすすめします。 タクシーなどを使うのも手です。


どのエリアも着物にはぴったりですが、快適に観光するためには歩きやすいスポットを選ぶといいですね。 ぜひ着物姿での京都散策、楽しんでください!

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