KIMONOプロジェクトとは?

KIMONOショー舞台

KIMONOプロジェクトとは一般財団法人イマジンワンワールドが推進している「世界213の国と地域のために213種類のオリジナルデザインの着物(振袖と帯)を制作する」というプロジェクトです。 完成した着物は世界へ平和と友好のメッセージを届けるべく、国際舞台で活用されています。

各国のイメージを日本の伝統文化である着物が表現するなんて素敵ですよね。 すべての国の着物が完成するのが楽しみです。

今回行われた着物ショーでは、15人のモデルが15か国の着物を披露してくれました。 モデルの方々は、それぞれ自分がルーツをもつ国とは ”異なる” 国の着物を着用していました。 これは、KIMONOプロジェクトのテーマの一つである「ボーダーレス」を表現しているそうです。

プロジェクトの代表者である高倉さんのコメントと共に美しい着物が1着ずつ紹介されていきました。

KIMONOショーの様子

KIMONOショーでは15か国の着物が披露されましたが、今回はその中から5つの着物をピックアップして紹介したいと思います。

シンガポール共和国

シンガポールの着物

シンガポールの着物には、あの有名なマーライオンが大胆に描かれています。 一目でシンガポールの着物だとわかるのではないでしょうか。 こちらは大島紬を織り上げ、組み合わせることでできているそうです。 また、国の花である蘭の花がちりばめられており、非常に華やかな着物です。

エストニア共和国

エストニアの着物

エストニアはバルト三国の中の1国です。 この着物は加賀友禅であり、若手作家さんが制作にあたりました。 エストニアの国の花であるヤグルマギクが印象的です。

エストニアはシンプルなデザインが好きだそうで、国旗の色でもある白、黒、青ですっきりとまとめられています。 着物の制作の際には、各国の大使館でのお話も参考にしながら、その国の要望も取り入れているそうです。こちらのイメージのみでつくるのではなく、相手を理解し寄り添う姿勢こそ真の「おもてなし」ですね。

ザンビア共和国

ザンビアの着物

数ある着物のなかでもひときわ個性的で目を引く着物がこちら、ザンビア共和国の着物です。 帯には「綴れ織り」(横糸のみで模様部分を表す技法)が用いられています。 大胆なデザインのなかにも、丁寧に作りこまれた繊細さがあり美しいです。 右袖には国章の白黒の縞、ヴィクトリアの滝が描かれており、全体にちりばめられたハートや星柄は、ザンビアの73の部族を表しています。

アルゼンチン共和国

アルゼンチンの着物

この着物は一目でどの国を表現しているのかわかるのではないでしょうか。 全体の色合いからも、正面の太陽からもアルゼンチンの国旗を想起させるような着物です。 しかしそれだけではなく、よく見ると縦のストライプが入っており、イグナスの滝が表現されています。さらに、このストライプの間隔によって、アルゼンチンタンゴの名作、「ラ・クンパルシータ」のリズムが表されているというのですから強いこだわりを感じます。 帯には螺鈿(貝を用いた装飾技法)があしらわれており、控えめながら、全体にきらびやかさを加えています。

マーシャル諸島共和国

マーシャル諸島の着物

美しい海に浮かぶマーシャル諸島。 そんなマーシャル諸島の着物の上前には、有名なコインが描かれています。 後ろ姿には海の朝焼けの空が色鮮やかに表現されています。 行ったことのない国であっても、このように着物からその国の様子が伝わってきますね。 「太平洋の真珠の首飾り」ともいわれる島の形が衿元に描かれているところも素敵です。


いかがでしたでしょうか。 「世界はきっと一つになれる」 そんなメッセージを着物を通して伝えようとしているこのプロジェクトは夢があると思いませんか? ご紹介できなかった国の着物も見てみたい方はぜひ、ホームページからチェックしてみてください!

  • 一般社団法人イマジンワンワールド

    ウェブサイト:https://piow.jp/

  • IMAGINE ONE WORLD KIMONO PROJECT