4月上旬に川越に行ってきましたが、ちょうど暖かく観光にはぴったりの時期でした! ちなみに、毎月8日、18日、28日は「川越きものの日」といって着物で川越を散策すると嬉しい特典がつくので、狙って行ってみても良いですね。 今回は、川越初心者さんにおすすめの定番ルートをご紹介します。
10:30~ 本川越駅スタート

川越には電車で行くのがおすすめです。 車でも行くことはできますが、渋滞の心配や駐車場を探す手間がありますよね。
何より、川越は複数の鉄道会社が乗り入れているため、都心からのアクセスがいいんです! 川越観光のためには西武新宿線の本川越駅かJR・東武東上線の川越駅で下車します。
川越のメインスポットである蔵造への街並みへは西武新宿線の本川越駅が最寄(徒歩10分)ですが、池袋や渋谷から行くのであれば東武東上線で川越駅の方が行きやすいでしょう。
西武新宿からであれば、対面座席で小旅行気分を味わうことができる特急レッドアロー号を利用してみるのもいいですね。
出発駅 | 鉄道会社 | 到着駅 | 所要時間 |
池袋 | 東武東上線 | 川越 | 約30分 |
新宿 | JR埼京線→JR川越線 | 川越 | 約55分 |
渋谷 | 東京メトロ副都心線→東武東上線 | 川越 | 約45分 |
西武新宿 | 西武新宿線 | 本川越 | 約45分~1時間 |
10:40~ まずは着物に着替えて

川越には駅の周辺に着物のレンタル屋さんがたくさんあります。 着物のレンタルから着付け、ヘアメイクまでやってくれるの手ぶらで気軽に行けます。 プロの着付け師さんなら30分もあれば着付けをしてくれますよ。
日によっては混みあうため、念のため事前に予約を済ませておきましょう!
11:30~ 大正浪漫通りではいから気分

着付けが終わったら本通り横の商店街(クレアモール)を通って、徒歩15分ほどで大正浪漫通りに到着。 通りの手前には開運・縁結びの神様で有名な熊野神社もあります。
大正浪漫通りは古き良き大正時代を思い起こさせる商店街です。 町屋づくりや洋風看板建築、御影石の石畳がレトロで、はいからさん気分で写真が撮れます。 雰囲気のいいカフェやレストランもあるので女子旅にもデートにもぴったりです。

ちょうど春まつりをやっており、たくさんの鯉のぼりが出迎えてくれました。 カラフルな鯉のぼりが空を舞う眺めはまさに壮観…! 春祭りは毎年3月から5月ごろにかけてやっているそうです。
12:00~ 一番街(蔵造りの街並み)で食べ歩き

大正浪漫通りを抜けたら蔵造りの街並みが出迎えてくれます。 大きな鬼瓦の屋根にしっくいの壁と城下町の面影を残す建物が立ち並びます。
まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚を味合わせてくれる一番街は川越にきたら絶対に外せないスポットです。 一軒一軒がよく見ると異なる造られ方をしており、それぞれが個性を出しています。
平成11年12月には国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、平成19年1月には「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されました。

ここ一番街には食べ歩きできるお店がたくさん立ち並んでいます。 川越ではお芋が有名なのでお芋チップスや出来立てのお饅頭「いも恋」などを楽しんでみてください。 ほかにもタコせんべいやソフトクリームなどのお店が立ち並び、選ぶのも迷ってしまいます。
時の鐘で一枚ぱしゃり

「時の鐘」はひときわ高くそびえ立つ川越のシンボルです。 今まで度重なる火災によって立て替えられ、現在の時の鐘は4代目にあたります。
鐘は6時、12時、15時、18時と1日に4回鳴るので、タイミングが合えばその音色を聞くことができますよ。 ちなみに、この鐘の音は「残したい日本の音風景100選」にも選定されています。
13:30~ 氷川神社でおみくじを

蔵造の街並みを過ぎてさらに歩くと「縁結びの神様」で有名な氷川神社に到着します。 ここまでは少し距離がありますが、ゆったりと歩くのも気持ちがいいですね。

氷川神社といえばかわいい鯛のおみくじが珍しく、人気となっています。 ピンク色のタイは恋愛運の「逢い鯛」、赤色のタイは「安鯛」です。 たくさんのおみくじの中から釣り竿で釣るのも楽しい!
夏にはこのように風鈴が飾られるようなのでぜひ行ってみたいです。

14:00~ 新河岸川の桜にうっとり

桜の季節であればぜひ訪れてほしいのが新河岸川(しんがしがわ)です。 氷川神社の裏手から出てすぐのところにあります。 川の両側に桜並木が広がっていて川に映る桜がとてもきれいです。
14:30~ 菓子屋横丁で小腹を満たして

新河岸川沿いを散歩しがてら菓子屋横丁に向かいます。 小腹も空いたところでおやつにしましょう。

菓子屋横丁は石畳の道に、20軒ほどの菓子屋がひしめくどこか懐かしい場所です。 おせんべい、カルメ焼き、飴玉、麩菓子などたくさんのお菓子に目移りしてしまいます。 昔からある駄菓子屋や最近人気のレモネード店まで見ているだけで楽しいスポットです。
15:30~ 最後に足湯でリフレッシュ

そろそろ歩き疲れてきたところで、帰る前に足湯によってみてはいかがでしょうか。
一番街にある「椿の屋」の奥には足湯喫茶があるんです。 ゆったりと足湯につかりながら飲み物を楽しむことができます。 とても静かでゆったりとした時間を過ごすことができました。
少し回復したところで着物をレンタル店に返却したら、本川越駅に向かいましょう。
16:30 本川越駅到着

いかがでしたでしょうか。
今回は本川越からぐるっと川越定番スポットを回るルートでしたが、川越にはまだまだ色々な楽しみ方があるようです。 移動にはレンタル自転車やクラッシックな「小江戸巡回バス」(1日フリー乗車券 大人500円)等もありますが、街並みがとても素敵なので着物姿を写真に収めながらゆっくりと徒歩でまわるのもいいですよ。
晴れた日に着物で川越散策、ぜひ試してみてください。