
まずは着物に合うヘアメイクから…

まずは着物を着るときに気を付けたいポイントをいくつかご紹介します。
基本的に着物には日本髪が似合うものです。しかし、いくら着物を着るからといって本格的な髪結いをする必要はありません。ポイントは、顔のラインがきちんと出るようなヘアスタイルにすることです。襟元が華やかな着物では、頬から顎のラインを出し、すっきりとみせることで、着物に似合うスタイルとなりますよ。
また、最近は若い女性向けに少し派手な柄の着物が増えているので、そういった着物を着るときには、濃いめの口紅をひきましょう。着物と顔とのコントラストがついてより綺麗に写ることができます。
ヘアメイクを仕上げたら、もう一度乱れがないか確認していよいよ撮影へ…。
バリエーション豊かな撮影ポーズで
着物姿の撮影では、両手を揃えてぴしっとした立ち姿をイメージしてしまいがちですが、その1パターンだけでは折角の着物姿がもったいないです。
ここでは様々なバリエーションで写真が撮れるように着物姿にぴったりなポーズについてご紹介します。
立ち姿は特に姿勢に気を付けて

立ち姿の撮影で注意するポイントの1つめは「アゴを引くこと」です。
特に自分の背が高い場合には、カメラよりも顔の位置が高くなってしまい、アゴが出た印象になりやすいので要注意です。またアゴを引くことによって猫背になってしまいがちですが、そうならないようポイント2つめは「肩を後ろに引くこと」です。
この2点を心掛けることで、姿勢のよい着物姿を撮ることができるでしょう。
目線を外すのもポイントのひとつ

写真を撮るときに、たまには目線を外してみてはいかがでしょう。
手に持っている物を見たり、レンズの外側を見るようにすると、着物姿ならではの上品な雰囲気を出すことができます。遠くを見つめて少し物憂げな表情をするのもおすすめです。
バックスタイルも忘れずに

着物の写真で意外と忘れがちなのが後ろの飾り帯。華やかな帯が写るように、バックやサイドから撮るようにすると、顔の角度も変わるので、また雰囲気の違った写真になります。
正面を向いた写真もいいのですが、振り返った感じの写真もまとめたヘアスタイルと横顔が綺麗に撮れ、おすすめです。
素敵な写真のためのこだわりポイント

バリエーションのある写真をたくさん撮ったのに、結果的に写りが悪くてがっかり…なんてこともあるかもしれません。
ここではきれいな写真を撮るためのカメラ撮影のヒントや、素敵な写真に仕上げるためのちょっとしたアイデアをご紹介します。
自然光を利用しよう
天気の良い日に、なるべく自然光で撮るようにするときれいに写真が撮れます。もし屋内で撮影する場合でも、採光面が広く自然光の豊かなところで明るめに撮るとよいでしょう。
明るさが足りない場合には、レフ板を使用したり、白い大きな板でモデルを囲むようにして光を反射させても、明るく写りの良い写真になります。そういった道具が用意できない場合には、壁や床などが白い場所を選んで撮影しましょう。
また、明るさは顔を基準にしましょう。スマホのカメラでは、画面をタッチするだけで調整が行えますが、一眼カメラやコンパクトデジカメなどでは、顔の明るさを基準に露出の補正を調整するとよいでしょう。
撮影には100均で購入できる小物も
写真のバリエーションを増やすため、「花」や「かごバッグ」などを手に持つこともおすすめです。
「花」なら100均ショップで造花を購入することもでき、あまりお金をかけずに比較的簡単に用意することができます。
また、着物の撮影だからと言って、和物で揃えることはありません。夏なら、カンカン帽を手に持ってみたり、被ってみてもよいでしょう。いかにもな和装小物ではなく、和洋ミックスのスタイルにも挑戦してみては?
撮影は人の少ない場所で
撮影場所が多くの人で混んでいては、せっかくの写真にも人が写りこんでしまいますよね。撮影には、あまり人の多くない小さな公園や、例えば春の季節なら、さほど混まない桜の穴場スポット等を選ぶとよいでしょう。
また近くにあればですが、神社や水路沿いなども撮影スポットには最適。水路で観光船に乗れるようなら、乗船して撮影してみたら、とても雰囲気のある写真が撮れるかもしれませんね。
まとめ
せっかく着物を着たのであれば、、お友達にも見せたくなるような素敵できれいな写真を撮りたいものです。
今回ここでご紹介したようなヒントやポイントを実践してみて、自由に楽しみながら、様々なバリエーションの写真を撮ってみましょう。