初詣で着物を着るのはなぜ…?

初詣に行く人々でにぎわう神社

明治神宮や成田山新勝寺といった有名な社寺では毎年、着物を着ている方を見かけます。新しい年を、新しい気持ちや意気込みとともに迎えるための装いとして着物はぴったりですよね。

そもそもなぜ初詣では着物を着るのでしょうか。 初詣に限らず、正月三が日に着物を着るのは、江戸時代の着衣始め(きせはじめ)という「お正月にふさわしく着物を新調する習慣」に由来しているのです。 そのため、お正月に着物を着るのは伝統的で運気の上がる、縁起の良い習慣だといえますね。気分も晴れ晴れ、運気も上がることでしょう。

初詣で着物を着るのがおすすめな理由

着物をきて初詣にいく女性

着物に興味があっても、なかなか着る機会がないものですよね。そんな着物はじめてさんにこそ、初詣で着物に挑戦していただきたいです。

ルールが厳しくない

結婚式といった冠婚葬祭のフォーマルな場で着物を着用する際には、TPOに合わせた着物の着こなしが必要です。そのため、着物はじめてさんにとってはハードルが高いのではないでしょうか。

一方、初詣は日本の伝統行事ですが、他の冠婚葬祭のように装いの格に制限がありません。

自分の好きな着物を自分の好きなように着ることができます。

周りにも着物の人が多い

お正月の時期に着物を着ていても物珍しそうに見る人は少ないでしょう。特に3が日は着物の方を多く見かけますし、少なくとも1月中であれば着物を着て初詣にいくのがおかしい、なんてことはありません。目立ってしまうのでは?なんて心配する必要はありません。

若い人から年配の人まで幅広い人が着物を着ているため、浮いてしまうこともありません。

着物はお正月の街にぴったり

クリスマスのイルミネーションから一転、街並みもお正月は一気に「和」になりますよね。そんな街並みには洋装よりも和装が似合います。着物を着て神社やお寺で写真をとっても様になるでしょう。

初詣ではどんな着物を着る?

繰り返しになりますが、初詣では厳しいルールはありません。 気軽に初詣を楽しむ場合ならウールや銘仙、紬、木綿、小紋といったカジュアルな着物で問題ありません。最近ではレトロモダンや和洋折衷コーデも流行っていますよね。

華やかな色柄に好みの色の帯や帯締めを合わせて、カラーの足袋を履くなどコーディネイトは自由自在です。 また、神殿で祝詞をあげてもらう時、初詣に加えてパーティーに行くとき、初詣とお年始に行くようなときであれば、訪問着や振袖、附下といった礼装や略礼装で華やかに装うのがおすすめです。

こんな柄がおすすめ

着物

せっかくのお年始であれば、縁起の良い柄を選ぶのも良いですよね。

  • ・松竹梅:忍耐力、生命の誕生の象徴
  • ・鶴/亀:長寿の象徴
  • ・雀:家内安全、一族繁栄の象徴
  • ・扇子:明るい未来の象徴
  • ・麻の葉:強い魔除け、厄除けの象徴
  • ・鳳凰:平和、夫婦円満の象徴

このような柄は縁起が良いとされているため、特におすすめです。

着物で寒くないの?

着物は重ね着をするので、基本的にそこまで寒い衣服ではありません。それでも初詣は真冬です。着物と帯だけで何も羽織らない、いわゆる「帯付き姿」では見た目にも寒々しく、季節感もなくなってしまうでしょう。また、手元、足もとは特に冷えやすくなるので、くれぐれも寒さ対策は忘れずに!

参考記事:寒い季節にも着物を快適に。防寒対策のポイントとは?

初詣で着物を着ているときの注意点

着物を着た女性

慣れない着物での行動では転んでしまったり、着物を汚してしまったりとトラブルも起こりやすくなるでしょう。

初詣で長い列に並ぶ前には必ずお手洗いを済ませておきましょう。慣れない着物では時間もかかりますし、時間に余裕をもって行動することが大切です。

また、人混みで着物が着崩れたり汚れたりしないように注意しましょう。汚れ対策と防寒を兼ね備えた大判のストールを持っておくことをお勧めします。また、万が一のために気崩れの際の応急処置も覚えておくとよいですね。

また、食事の際にひざにおき汚れを防ぐ大きめのハンカチも持っておくと良いでしょう。

最近ではリーズナブルな着物レンタル店があり、着付けまで行ってくれるお店も多いので、自分の着物を持っていなくても着物に挑戦することができます。 ぜひ今年の初詣は着物でいかれてみてはどうでしょうか。