木綿着物とはどんな着物?

木綿着物

木綿着物をご存知ですか? その名の通り木綿でできた着物ですが、どのような特徴があるのか見てみましょう。

木綿着物のメリット

  • ・家庭で洗濯ができ、お手入れが簡単
  • ・汚れが目立たない
  • ・肌に優しく、水分を良く吸収する
  • ・他の着物よりも比較的丈夫
  • ・比較的安価

クリーニングに出す必要がなく、家庭で洗濯できるため、雨の日や汚れが気になる場所でも比較的気軽に着ていくことができますね。もっとも安いものは1万円以下で購入することができます。

木綿着物のデメリット

  • ・着ていく場所に注意する必要がある
  • ・しわになりやすい
  • ・洗濯で縮みやすい

木綿着物はカジュアルな着物になります。そのため、正装の場での着用には十分気を付けてください。洋服でいうとTシャツとデニムのような感じです。

–木綿着物はどのような方におすすめですか?

頻繁に着物を着たい方、自宅で気軽にお洗濯をしたい方、そして化学繊維が苦手な方におすすめです。価格面でも比較的手頃なものが多いため、各地の染織を気軽に楽しみたい方は、木綿着物を試してみると良いと思います。

木綿着物の種類

木綿着物は全国に産地があり、厚手のものから薄手のものまで質感もさまざまです。 〇〇木綿などの様に色々な種類がありますが、ざっくりと以下のようにとらえるとわかりやすいです。

1.〇〇木綿 産地の名前+木綿

お手頃なカジュアル木綿です。 伊勢木綿、片貝木綿、会津木綿、松阪木綿、米沢木綿などが挙げられます。

2.〇〇絣 産地の名前+絣

ハイグレードな趣味の木綿です。 久留米絣、弓浜絣、伊予絣、薩摩絣、備後絣、作州絣などが有名です。

3.その他 産地の名前+生地の種類

特徴のある生地の木綿です。 阿波しじらが代表的です。

–初心者におすすめな木綿着物はどれですか?

手に入れやすさを考えると、伊勢木綿・片貝木綿・久留米絣などが良いでしょう。冬中心のもの、春や秋の気候の良い時期に向くものなど生地の種類がありますので、どの季節に着たいかを考えて選びたいですね。

木綿着物についてもっと知りたい

–浴衣との違いは? 浴衣姿の女性

長襦袢や半襦袢など半衿のある下着の上に重ねて着るものを着物、素肌や肌着の上にそのまま着るものを浴衣と考えて良いと思います。「浴衣らしい」色柄はありますが、どちらかと言うと、半襟の有無、コーディネート上の違いが大きいと思います。

–木綿着物はいつきるの?

木綿着物は真夏以外どの季節に着ても構いません。 木綿の着物は正絹に着物とは異なり、基本的にすべて単衣仕立てになります。

そのために、5.6月や9月の単衣の時期にしか着てはいけないと勘違いされる方も多いですが、そんなことはありません。 無理に暑い季節に木綿着物を着る必要もなく、薄物の着物を着用すればよいですし、冬であっても中に冬用の肌着を着れば大丈夫です。

–帯はどんなものをあわせたらいいの? 着物帯

どちらかというと、刺繍の豪華な半衿や金糸銀糸たっぷりの帯(礼装用の袋帯など)は合わせないことがほとんどで、逆にそうでないものは積極的に取り合わせていくと良いと思います。

既に紬の着物などに合わせて名古屋帯を持っている方などは、木綿着物にも使えます。そして、他の素材よりも半幅帯を合わせる機会が増える点も、木綿着物の気軽さです。

–長襦袢はどうしたらいい?

正絹の着物だと単衣の着物には単衣の長襦袢、袷の着物には袷の長襦袢を着るのが基本です。

長襦袢や半襦袢、最近ではTシャツタイプの襦袢もありますが、通気性や保温性、汗の吸いやすさや乾きやすさなど、様々です。 木綿着物だから木綿の襦袢という決まりもありませんので、予算とお好みで選べば大丈夫です。

その他帯揚げ、帯締め、半衿なども特に決まったルールはなく、自由に楽しむことができます。

–お手入れ方法は?

食べこぼしをしたり、大量の汗をかいたりと、はっきりと汚れたなと思ったらもちろん洗いどきです。また、着ているうちに着心地の悪さを感じたら、布目が歪んでいることも原因の一つ。お洗濯で相当戻りますので、これも洗い時のサインです。

大きめの桶に中性洗剤を薄く溶かして手洗い、洗濯ネットに入れて洗濯機のソフトコースで。アイロンは場合によってはテカリが出ますので、あて布をするなど注意が必要です。

干す際は形を整えて、陰干しをしましょう。


いかがでしたか? 木綿着物は普段着やちょっとしたお出かけに気軽に着ていくことができます。正絹の着物だけではなく、木綿着物も試してみてはいかがでしょうか。